おすすめ日報アプリ13選|機能から料金まで徹底比較!
業務改善やコミュニケーション活性化に役立つ便利な日報アプリを厳選してご紹介
業務内容や稼働時間、営業結果の管理などに有用な「日報」。最近では、紙やメールベースでの報告から日報アプリを使った報告にシフトする企業も増えています。
日報アプリを使えば、テンプレートに沿って入力するだけで一日の報告ができたり、メンバー同士でコメントをしてコミュニケーションを取ったりすることもできます。特にリモートワークが普及する現在、アプリを使った日報管理は業務改善に効果的です。
そこでこの記事では、おすすめの日報アプリを13個ご紹介します。アプリの選び方もお伝えしますので、ぜひご自身の会社や部署などのニーズに合ったものを選んでみてください。
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この記事の目次
日報アプリとは
まずは、そもそも日報アプリがどういったものなのかと、その選び方のポイントを押さえておきましょう。
日報アプリって?
日報アプリとは、社内の業務日報や営業日報をクラウド上で作成・管理できるツールのことを指します。主な機能は日報の作成・提出や閲覧・管理ですが、多くの日報アプリでは「いいね!」ボタンやコメントなどコミュニケーションの活性化につながる機能もついています。
日報アプリを使うメリットとしては、
- いつでもどこでも日報が作成できる
- メンバーの業務や稼働時間や見える化でき、業務改善につながる
- メンバー同士のコミュニケーションにつながる
といったことが挙げられます。
日報アプリの選び方
日報アプリはさまざまな会社からリリースされているので、「業務改善のために日報アプリを導入したい」「これから起業をするので利用する日報アプリを検討したい」といった方は迷ってしまいますよね。
日報アプリを選ぶ際には、次のようなポイントで検討すると良いでしょう。
セキュリティレベルの高い日報アプリを選ぶ
日報には従業員自身の名前や役職はもちろん、お客様情報やリリース前のプロジェクトの情報が載る場合もあります。こうしたことが外部に流出しないよう、セキュリティ面でしっかりと対策の取られた日報アプリを選ぶようにしましょう。
従業員のリテラシーに合った日報アプリを選ぶ
日報アプリには、誰でも簡単に使えるシンプルなものから、PC操作に慣れている人向きのものまでさまざまなサービスがあります。
せっかく日報アプリを導入しても、実際に日報を提出してもらう従業員にとって複雑なツールではなかなか浸透せず、日報によるメリットがあまりなくなってしまいます。アプリを選ぶ際には、実際に報告をするメンバーにとっての使いやすさを考えると良いでしょう。
マルチデバイスで使える日報アプリを選ぶ
営業先や外出先から報告をしたいという場合も多いと思います。日報アプリにはPCだけでなくスマートフォンやタブレットからも日報を作成・提出できるものが多くあるので、メンバーの外出が多い起業や部署ではそういったマルチデバイス対応のアプリを選ぶと良いでしょう。
また、スマートフォンなどで使える日報アプリは小さな画面でも指一本で操作しやすく設計されているので、必然的に操作性が高く誰でも使いやすいツールになっているといえます。
次からは、以上のようなポイントに基づいて選んだおすすめ日報アプリをご紹介します。はじめに特におすすめのアプリTOP3を、次にニーズや特徴別におすすめのアプリを10個お伝えしていきます。
おすすめの日報アプリTOP3
今回「操作性」「機能面」「セキュリティー面」に重点をおき、さまざまな企業に広くおすすめできる日報アプリを3つご紹介します。
日報×社内SNS「gamba!」
gamba!は、社内SNSの仕組みを取り入れた日報アプリ。15,000社を超える登録実績のある人気のサービスです。
職種や役職に応じてカスタマイズしたテンプレートをいくつでも作ることができ、チームや現場に合わせた日報を活用することができます。また、入力された日報はタイムライン形式で上がってくるので、経営者やチームリーダーによるチェックもサクサクと簡単に行えます。
SNSの要素を取り入れているため、日報に「いいね」で承認をしたり、コメントですぐに返答ができたり、既読をつける機能があったりとコミュニケーションの活性化にもつながるのがうれしいポイントです。
月額980円/1ユーザー
マルチデバイス&リアルタイムで使える「FieldPlus(フィールドプラス)」
FieldPlusは、スマホやPCを通してリアルタイムで業務報告を行える日報アプリ。報告者ユーザーは業務報告を、管理者ユーザーはユーザーへのお知らせを送ることができます。
報告シートのテンプレートはユーザーグループ単位で自由に作成が可能で、毎日の日報報告だけでなく商談報告やプロジェクトの進捗報告などにも活用できます。
管理者は報告をリアルタイムで確認することができ、CSVやExcelでデータをダウンロードすることも可能。実用的な機能の実装された日報アプリです。
ライセンス利用料:月額500円(税抜)/1ユーザー
サーバー利用料:月額5,000円(税抜)/ディスク容量1GBまで
工数集計からコミュニケーション活性化まで!「nanoty(ナノティ)」
nanotyは、SNSのような親しみやすさをプラスした日報アプリ。日報に「いいね!」「がんばれ!」マークをつけることができたり、働く仲間への感謝の気持ちを表すサンクスポイントの機能があったりと、単なる業務把握だけでなくコミュニケーションの円滑化につながる仕掛けがたくさん施されています。
多くの人がなじみのあるSNSのようなデザインなので、年齢やITスキルの有無によらず誰でも簡単に使いこなすことが可能。タスク管理機能もあるほか、Googleアカウントと連携してGoogleカレンダーの予定を日報詳細として取り込むこともできます。
さらに、集計機能にも優れており、プロジェクト別や担当別の作業時間、残業時間などの集計も簡単に行うことができます。
スモールプラン:月額9,500円(税抜)/20ユーザーまで
ミディアムプラン:月額23,000円(税抜)/50ユーザーまで
ラージプラン:月額45,000円(税抜)/100ユーザーまで
※各プランにつき、10名あたり月額5,000円(税抜)で追加も可能
※100名以上で利用する場合は要相談
シンプルで簡単に使える日報アプリ3選
日報アプリの導入を検討している中には、実際に使うメンバーがパソコンやデジタルツールにあまり慣れていないという企業や部署もあると思います。つづいては、シンプルでどんな方でも使いやすい日報アプリをご紹介します。
LINEのように簡単な操作!「LINE WORKS(ラインワークス)」
LINE WORKSは、コミュニケーションアプリ「LINE」のビジネス版。日報専用のアプリではありませんが、業務コミュニケーションツールとして人気で日報アプリとしても活用できます。
その特徴はなんといっても、誰もが親しむLINEの使用感を踏襲していること。プライベートのLINEとは異なるビジネス用アカウントで運用できるのですが、一般のLINEユーザーともつながることができます。そのため、一般顧客と手軽に連絡をとれる手段としても有用です。
日報アプリとして活用する場合は、アンケート機能を使ったり、日報報告用のグループLINEでノートやフォルダに投稿したりすると良いでしょう。
フリープラン:月額0円/100ユーザーまで
ライトプラン:月額360円または年額300円(税抜)/1ユーザー
ベーシックプラン:月額600円または年額500円(税抜)/1ユーザー
プレミアムプラン:月額1,200円または年額1,000円(税抜)/1ユーザー
※月額は月払い、年額は年払い
写真で報告!現場仕事にうれしい「houren.so」
houren.soは、写真で情報共有ができる便利な日報アプリ。写真をメインとした報告を行うため、最小限の手間で日報の提出が可能です。
使い方はとてもシンプル。報告者は現場の写真を撮影し、業務の最後にコメントとともにアップします。そして管理者はボタン一つで既読をお知らせでき、気になる点があれば写真に直接書き込む形でコメントができます。
建設業や宿泊施設、飲食店や美容院など現場業務の多い業種で特に人気の日報アプリです。
フリープラン:月額0円/3グループまで
有償プラン:月額2,500円/5ユーザーまで + 月額500円/追加1ユーザー
※50名以上の場合は専用プランを設計
シンプルで誰でも使える「Nipo」
Nipoはテンプレートに入力していくだけの、シンプルでわかりやすい日報アプリ。複雑な機能はついておらず、PCでもスマートフォンアプリでも簡単に利用することができます。
日報テンプレートは会社やチームに合わせて作成でき、見た目も紙の日報とほとんど変わらないためPC操作に不慣れな人でもなじみやすいのが特徴。作成した日報はPDFやCSVで出力が可能で、提出簿の機能もあるので管理者にも使いやすい日報アプリです。
また、検索機能にも優れており、膨大な報告資料の中から探したいキーワードで必要な情報を見つけ出すこともできます。会社情報等の入力をしなくても無料で始められるので、「とりあえず簡単に使える日報アプリを無料で試したい」という経営者やリーダーの方におすすめです。
無料プラン:月額0円
GOLD PLAN:月額200〜500円/1ユーザー(期間や人数により異なる)
工数管理や業務改善ができる日報アプリ3選
日報アプリの中には、日報の報告をデータ化することで案件や従業員ごとの工数を把握したり、業務改善につなげるヒントを得たりすることのできるものも。ここでは、業務効率を上げたい経営者やチームリーダーの方におすすめのアプリをご紹介します。
日報から業務内容と利益を見える化!「Pace(ペース)」
Paceは、案件の工数管理や利益の見える化を行える日報アプリ。日報に入力された作業と時間から、案件ごとの現在の利益やそれにかかっている業務内容・時間を表示してくれます。
細かな作業もすべて可視化できるため、赤字の原因となっている作業を突き止めたり、赤字になる前の軌道修正のヒントにすることが可能。メンバーの時間単価の設定→案件の登録→日報の入力という3ステップだけで簡単に「見える化」が実現します。
コスト重視の経営者や案件管理を兼ねた日報報告を行いたいチームなどにおすすめの日報アプリです。
月額500円または年額5,500円(税抜)/1ユーザー
※月額は月払い、年額は年払い
案件や個人別の稼働を自動で集計!「日報くん」
日報くんは日次・週次・月次などで個人の成果を集計・把握できる日報アプリ。PCやスマートフォンからどこからでも簡単に使え、最小限の手間で日報提出ができる便利な機能がたくさん用意されています。
クライアントや案件別の稼働量を見える化したり、チームごとの稼働率や内訳詳細を把握することも可能。報告者側の操作も簡単で、日報作成画面から顧客・プロジェクトを選んで時間と作業内容を記録するだけで日報を提出できます。
運用しているのは、自社もテレワーク中の開発会社BPS。実務に寄り添って開発されているので、実用的で使いやすい日報アプリになっています。インフラに強い企業なので、セキュリティレベルが高いのも安心できるポイントです。
Sプラン:月額2,500円(税抜)/60ユーザーまで
Mプラン:月額4,000円(税抜)/100ユーザーまで
Lプラン:月額8,000円(税抜)/200ユーザーまで
※200名以上で利用する場合は要相談
日報管理も顧客管理もできる!「BeWorks(ビーワークス)」
BeWorksは、日報管理と顧客管理を行える日報アプリ。日報の内容から案件の情報共有や分析を行うことができ、業務改善につなげられるツールです。
メインとなる日報機能では、業務日報と営業日報を切り分けられるのが特徴。作業は日報によって案件に紐づき、自動で労務時間が集計されます。提出された日報には管理者が承認ボタンを押したり、コメントを書き込んだりすることができます。
日報提出以外にも、詳細情報を登録できる案件管理機能、スケジュールやToDo・勤怠などの管理もできるグループウェア機能など業務効率化に役立つ機能が満載です。
基本料金:月額5,000円(税抜)/1契約
ライセンス料:月額1,000円(税抜)/1ユーザー
追加容量:月額1,000円(税抜)/1GB
コミュニケーションツールとしても有用な日報アプリ4選
最後に、コミュニケーションの活性化につながるSNS機能の充実した日報アプリや、日報特化型ではないけれど日報ツールとしても使えるコミュニケーションツールをご紹介します。
日報機能も便利なビジネスチャット「WowTalk(ワウトーク)」
WowTalkは、コミュニケーションの活性化をコンセプトとしたビジネスチャットツール。日報に特化したアプリではありませんが、テレワークにもぴったりの日報機能が用意されています。
この日報機能では日報をテンプレートから簡単に入力することができ、管理者はメンバーごとに一覧で簡単にチェックができます。登録をしていない端末からのアクセスを制限するなど、セキュリティ面でも安心できるアプリです。
日報以外の機能では、チャット形式で迅速なやりとりを行うことができるほか、社内の動きを伝える掲示板機能やタスク管理機能も。また、無料通話も可能なのでビジネスでの連絡手段として便利に活用することができます。
シンプルプラン:月額300円/1ユーザー
スタンダードプラン:月額500円/1ユーザー
プロフェッショナルプラン:月額800円/1ユーザー
高セキュリティが魅力のビジネスチャット「SMART Message」
SMART Messageは、高セキュリティが特徴のビジネスチャットツール。特化型の日報アプリではありませんが、使い慣れたSNSに近いデザインで、マニュアルがなくても簡単に社内コミュニケーションツールとして活用することができます。
そのセキュリティレベルは金融機関の導入実績もあるほどで、スマートフォンやタブレットの利用可否をメンバーごとに設定できたり、そうしたモバイル端末でのメッセージ表示期間を設定できるなど他の日報アプリにはない配慮がたくさんされています。
日報アプリとして活用する場合は、日報用のグループチャットを作成して日報を投稿する形がおすすめ。LINEのようなスタンプ機能もあるので、読んだことも手軽に伝えることができます。
月額300円/1ユーザー
国内利用者数No.1のビジネスチャット「Chatwork(チャットワーク)」
Chatworkは、29万社以上の導入企業数を誇る定番のビジネスチャットツール。こちらも特化型の日報アプリではありませんが、使い方の工夫次第で日報管理に活用することができます。
直観的に操作のできるシンプルなデザインや、社内外のメンバーでグループチャットを作成して情報共有ができる点などが特徴。高いセキュリティ水準を保っているのも安心できるポイントです。
日報アプリとしての機能を兼ねる場合には、日報用のグループチャットを作成して報告をできるようにすると良いでしょう。各チャットには常に固定で表示されるチャット概要欄があるので、そちらにテンプレートを掲示しておけば毎回スムーズに日報メッセージを作成することができます。また、メッセージにはリアクションボタンで反応することができるので、管理者は日報メッセージにリアクションをすることで既読を伝えることも可能です。
フリープラン:月額0円/1ユーザー
パーソナルプラン:月額400円(税抜)/1ユーザー
ビジネスプラン:月額600円(税抜・月間契約)または500円(税抜・年間契約)
エンタープライズプラン:月額960円(税抜・月間契約)または800円(税抜・年間契約)
世界中で人気のコミュニケーションツール「Slack(スラック)」
Slackは、世界中で75万社以上の導入実績を誇る、アメリカ生まれのコミュニケーションツール。日本でもIT企業を中心に利用している会社の多いビジネスチャットです。
ビジネスの効率化を追求した設計や優れたリマインダー機能、Googleの各種ツールをはじめとした外部アプリとの連携が可能といった特徴があります。
特化型の日報アプリではありませんが、Slackにはさまざまな便利機能があったり、数百種類以上の外部サービスとの連携も可能なので、工夫次第で日報アプリとしても活用することができます。シンプルに日報用のチャンネル(グループチャット)を作成して報告する運用にするだけでも良いですし、SlackBotのリマインダー機能を用いて日報テンプレートとともにリマインドをするような設定をするのもおすすめです。
フリープラン:月額0円/1ユーザー
スタンダードプラン:月額960円(税抜・月払い)または850円(税抜・年払い)
プラスプラン:月額1,800円(税抜・月払い)または1,600円(税抜・年払い)
Enterprise Gridプラン:営業担当者と要相談
まとめ
これから創業される会社や業務改善を目指している企業・チームにおすすめの日報アプリを13個ご紹介してきました。
日報アプリは多くのサービスが乱立していますが、セキュリティや価格などを確かめた上で、実際に使う人の状況や日報によって得たい効果をよく考えて選んでいただければと思います。
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